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最近の曲げ物事情

さて、祭りの後はぐいのみとかヒシャクとか、比較的小さい物を作ってました。

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ヒシャクなんかは夏になるとやはり注文が増えますね。
これは少し特別仕様です。高さとか、縫い目とか。
材料も良い物を使ってます。


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白木で使用する物は、接合部に使用する糊が厄介。
当然水に溶けないボンドなんですが、今まで使っていた物は2液性なのでちょっと面倒でした。
そこで現在使っているのがこれ。


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フランクリン タイトボンドⅢ。

アメリカの耐水性基準ANSI/HPVAのタイプⅠにパスした唯一の木工ボンド。
(ANSI/HPVAはタイプⅠからⅢまであり、タイプⅠが一番耐水性が高いものに与えられる基準です)
また、FDA(米国食品医薬品局)の認可を受けたボンドで、まな板など直接食べ物触れるものに使っても安全。
まさに最強。乾けばカチカチになります。

日頃アンテナ張ってないと、こういった便利なアイテムがあっても気づかないので気をつけてます。
昔の職人は大変だっただろうなぁ。

木を煮るのだって昔は。。。いや今でもストーブとかガスコンロが一般的です。
でも灯油とかガスの補充がかったるいので、試しにこれ使ってみたらすごく良かった。電磁調理器。
もう手放せない。。。

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木ばさみも使いますが、小さい物はホームセンターで売ってる、あの黒とオレンジ色したクランプで挟みます。
とても便利。

材料や曲げた板は天日乾燥が一般的でしたが、ドライブースに一晩入れればパリッと乾燥できる。
天日乾燥だと天候にも左右されるし、乾燥に3~4日もかかります。。
やってられないなぁ。

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昇降版のリップフェンスやマイターゲージも精度の高い物があります。
このTスロットはもはや木工業界ではお約束。

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これに微動装置を自作して、ピッチ1mmネジで1mm以下の微調整を可能にしてます。
ネジ1/8回転で0.125mmの微動。歩留まり率上がったなぁ。
ちなみにこの自動送り機は側板のリッピング作業には必須です。
一定の速度で止まらずに送ってくれるので、ものすごく綺麗に挽ける。

さて、昨日上松技術専門校の生徒さん5名が見学に来まして。
4時間位機械も回しながら、じっくりと説明させていただきました。
まぁ作り方の他に、上に書いたような道具とか治具、ボンドの話題になり。。。

説明しながら、あぁ、こんなこと書いたら面白いだろうなぁ。
と思ったので書きました。

昔ながらの製作風景を期待されてる人、ごめんなさい。
今はものすごーく効率化してます。

昔の曲物の製作風景を知っている方は驚くかも知れない。
地べたにゴザ敷いて、その上に作業台置いて正座して曲げる。
曲げた端からポイポイ放って。。。
接着剤は御飯を練った続飯糊(そくいのり)。
でもそんな時代は30年前に終わってます。

作業台もテーブルと椅子だし。僕立って曲げてるし。
その方が作業の継続性がいいからです。体も楽だし。

効率が上がれば沢山作れるし、沢山作れば単価も安くできる。
機械や道具の工夫によって精度もクオリティーも上げることができます。

昔ながらの方法で作って、器としての美麗さ、機能、性能が上がるならそうします。
しかし残念ながら、昔の製作方法では精度が悪くて非効率なので、どうやっても汚くて、高い曲物の器になります。
使う人の目線で考えれば、どちらがいいか答えは自明です。
花野屋の曲物が全国的にみて比較的安くて種類が多い事も、そういった努力の賜だという自負もあります。
(中国製の曲物には流石に安さではかないませんが。。。)

昔からこうしてきたから、ではなく、
なんでそうなのか、そうでなければならないのか。
そのメソッドに理由がなければ躊躇無く変えればいい。
現段階で可能な最良と思える方法に。
(で、たまに失敗したりなんかして)

常に流れ続ける水は腐らない、と死んだじいさんも言ってました。
留まらず、妥協せず、常に進化し続けること。
僕の考える「職人」とはそういうものです。

ひしゃく
ぐいのみと小判二段のミニ
タイトボンドⅢ
電磁調理器で煮てます
昇降版といろいろ

ドライブースの中

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[ 2011/08/22 ] 曲物 | TB(0) | CM(2)

夏の終わり

お祭が終わり、ちょっと一息ついてます。
疲れた。。。

さて、では12日の本祭りの件。
午前中に下町明友会の獅子山車が出ました。
多分ですが、重さ約2t。


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下町から上町の鎮神社まで1回の休憩をはさんで一気に駆け上がります。
この山車、もちろんアクセルもハンドルもブレーキもありません。
なので走る・曲がる・止まるを全て人力で賄います。

走るのは・・綱を引いて引っ張ることで走らせます。
曲がるのは少し複雑で、皆のタイミングを合わせてグリッと曲げます。
えー、まず曲がる瞬間まで引っ張って走らせます。止まった状態からは動かないからです。
次にフロントに付いている3名が曲がる瞬間にえいやとフロント下部のフレームを持ち上げます。
そのタイミングで横に付いている2名が曲げたい方向に押します。
その反対側に付いている人はフレームを引っ張ります。
これでやっと曲がることができる。。。。
そりゃまぁ歯食いしばります。
止まるときは。。。力ずくで止めます。


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午後は裃に着替えてお囃子。
今年は特に気合いが入りました。

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下町に入る頃には提灯に明かりが灯り、とても幻想的です。
ゆっくりとしたお祭。


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この後御輿を鎮神社に上げて終わりですが、今年もやはり23時過ぎ。
過酷だったなぁ。まぁ楽しいんですけどね。

13日に祭りの片付けがあって、同日夜に消防のお盆警戒。
祭りが終わり、お盆が終わり。。。
そして奈良井の夏もゆっくりと終わりを迎えようとしています。

なんだか寂しいなぁ。

下町の獅子山車
曲げるのしんどいんです。
上町でのお囃子奉納風景
下町でのお囃子奉納風景


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[ 2011/08/16 ] 明友会 | TB(0) | CM(1)

もうすぐ鎮神社例大祭

えー、去年も書いたと思いますが、地元では毎年8月12日に鎮神社例大祭、いわゆる夏祭りをやってます。
僕の所属する下町明友会も8月に入ってから毎晩お囃子の稽古をやってまして。
ふつふつとわき上がる祭りの盛り上がりを噛みしめてます。

この鎮神社の夏祭りは無病息災を願って行われています。
宿場町一軒一軒、間を開けることなく演奏し、お囃子を神様に奉納することで、奈良井の無病息災を祈念します。
だからこのお囃子の練習はとても大切。
6日は中締めということで、少し早めに練習を開始しました。


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町中でお囃子の稽古をしていると、観光客も立ち止まってカメラを向けたり、聞きいったりしてくれます。
稽古が終われば舞屋に戻って宴会。
あぁ毎日この繰り返し。胃が悲鳴を上げてます。
ビール、焼酎、焼き肉、寿司。。。
ウコン効かないし。。。


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7日には高灯籠を立てました。下町は6ヶ所です。なかなか大変。
カンカン照りで暑かった。まぁ雨降りよりはいいんですが。体力奪われます。


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中締めには、現在自衛隊で救助活動に参加しているヒロシ君が短い休暇をとって参加してくれました。
現場の様子を聞かせてもらいましたが、その悲惨な状況は予想を越えていました。

ヒロシ君はお祭にはもちろん参加できませんし、中締めの後も救助活動のためすぐ帰ってしまいましたが、このように一生懸命救助活動をしてくれている方や被災された方の事を考えると、今年僕にとってのお祭は、少し違うものになりそうです。
東北に元気を送るつもりで。
そして奈良井だけでなく、日本中の無病息災を願って。
僕たちのお囃子は届くかなぁ。
いや、絶対に届けましょう。


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宿場での練習風景
舞屋での中締め宴会
高灯籠立て
明友会Tシャツ

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[ 2011/08/08 ] 明友会 | TB(0) | CM(0)











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